絵画教室で描く絵のテーマについて
絵画教室に通い始めた頃は、まずは基礎をと鉛筆でデッサンをやっていましたが、油彩をやってみたくて先生にお願いして描くことになったのです。
デッサンは、先生の用意していただいたモチーフを見ながら描いていけばよいのですが、油彩で何を描こう・・・となったときに、スマホに保存した写真の中を探して以前旅行した茅ヶ崎の海を撮った写真があり、それを描いてみようと思ったのでした。
思い出を絵に描くというのは、描いているときも、完成した絵を見るときも、その当時のことを思い出しますね。言葉にできないなんともいえない感情が出せるといいなと思います。
とてもいい写真だと思うのだけれど・・・
この写真は、4月上旬小雨が降り風も強い言わば悪天候のときに撮ったものです。雨がやんで薄日がさし、砂浜の波が引いたあたりにまるで鏡のように空が写ってとても綺麗だったのです。その時は暗い気持ちで海を見ていたのですが、この光景を見てなんて綺麗なんだろうと思わず写真を撮ったのです。
私「先生この写真を描いてみたいのですが。」
先生「ふむ、面白いね。・・・いい写真なんだけど・・・」
私「?!」
写真として良いのと、絵として良いのは違うみたい。
先生「うーん、写真だと砂浜に空が映る美しさが分かるんだけど、絵として描くのはちょっと難しいかも・・・波打ち際に空が写ってるってなかなか分かりにくいんじゃないかな・・・。」
先生「こっち↓のほうが絵にしやすいかな・・・」
私「そうなんですね・・・。分かりました!こちらで描いてみます。」
私「キャンバスに下塗りとしてどのような色を塗ったらよいでしょうか?」
先生「マゼンタがいいでしょう」
私「えっ?!マゼンタ・・・?」
↓下地にマゼンタがあるので、上から絵の具を乗せても乗せてもマゼンタが顔を出してきて、マゼンタと私の攻防戦みたいな感じになりました^^;防波堤のところにマゼンタがいます。あえてちょっと残してみました。確かに、先生のおっしゃったように、波打ち際に空が写っている表現は難しくて試行錯誤しました。とにかく描いて描いていくしかないですね☺
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